2016年に伊勢神宮内宮近くの個人宅に建てた茶室に簾を取り付けに行きました。
久しぶりに伺ったので、茶室の様子がとても気になっていましたが、
お施主さまのメンテナンスのおかげで綺麗に保たれていました。
日々のお手入れは、茶室に限らず住宅でもその他の建物でも欠かせないですね。
簾をかけるのは、躙り口の上の連子窓と、貴人口の二箇所です。
連子窓です。
連子窓には、普段は雨戸がかかっているので、ほたる釘を使って簾をつけました。
簾は、ひも吊で仕上げています。
貴人口です。
貴人口の簾は折れ釘に吊るしています。
敷居の少し高めぐらいにしています。
茶室内に座ってちょうどいい高さです。
竣工から8年目になりましたが、良い感じに経年変化していました。
この場所は風が強いので、強風の時が心配ですが、それも楽しみの一つにしてもらえればと思います。